はじめに

東京大学現代国際法研究会は、筒井若水先生(東京大学名誉教授)が開講されていた「昭和43年度筒井ゼミナール」を前身とし、50年以上の歴史を持つ東京大学法学部公認サークルです。
現在の主な活動は模擬裁判大会への出場と勉強会やゼミの実施です。模擬裁判大会について、JESSUP CUPなどの国際的に有名な大会において過去東大は優秀な成績を納めており、国内で行われる主要な大会(JAPAN CUP、宇宙法模擬裁判大会など)においても、直近も含め優勝、準優勝を積み重ねています。
さて、模擬裁判大会への出場の他に当サークルが力を入れている活動が、前述の勉強会やゼミの実施です。実はこの活動は、模擬裁判大会に参加できる人数が限られているという事情を受け、’20年度から本格的に展開されたものであります。文化系サークルとしてはかなり多い人員数を誇る当サークルの学生のニーズに応えるべく、勉強会やゼミの内容は国際法に限らず国際政治、法哲学、中東情勢など多岐に渡っております。
さらに、外交交渉のシュミレーションゲームや、卒業生や院生の方を招いた講演会を不定期に実施しています。
国際法研には、文科一類(法学部)生に限らず、理科を含めた他科類(他学部)の学生も在籍しております。

国際法模擬裁判

模擬裁判は、国際司法裁判所で行われている実際の国際裁判をモデルとして、各大学のチームが、原告・被告の双方にわかれ、お互いの法的主張を弁論し、勝敗を競うものです。裁判官は、現役の研究者の方や外交官の方であり、弁論の中身はさることながら、弁論途中に繰り出される裁判官の厳しい質問にうまく答えられるかどうかが、勝敗の鍵を握ります。
模擬裁判大会が開催される数ヶ月前に問題が公開されます。問題には、架空の国で起きた事件の詳細が書かれています。問題の内容は、実際にその時点で国際法学界で論点となっている話題が扱われ、起きている事件もその当時の国際情勢で話題になっていることがたくさん取り上げられています。
その問題(コンプロミと呼びます)を読み込んで、リサーチ(論文や、ICJの判例、国際機関の決議などを読み込み)を行なって、原告・被告どちらかの立場にたって、法的な主張をまとめます。この作業は大変ですが、情報を収集し、論理的に主張を組み立てるプロセスは、大変ためになるものだと思います。
主張をまとめたら、メモリアルという主張文を作り、大会の本部に提出します。当日の弁論とは別に、このメモリアルの出来も採点されることになります。
メモリアルを書き終わったら、弁論原稿を作ります。争点となりそうな部分を中心に主張を練り上げ直し、想定問答(裁判官の質問にどう答えるか)を準備します。弁論原稿ができたら、弁論練習を行い、裁判官役を立てて、急な質問に臨機応変に対応する練習をします。臨機応変に対応するというのは普通に難しいので、何度もやって慣れるしかないところではあります。
このようにして大会当日を迎え、弁論を行います。日本語大会もありますが、国際大会に出場できる大きな大会は英語で行われます。
2022年のJessup Cup問題(外部サイトに移動します)

ゼミ・勉強会

国際的な事柄をテーマとして定め、ディスカッションやリサーチペーパーの作成を行います。'21年度は以下のようなゼミ・勉強会が開催されました。

自衛権ゼミ

「自衛権」をテーマとして現在の論点・学説の対立を調べる。

政治論文ゼミ

国際政治を学ぶ上で基礎的な英語論文を読み議論する。

法・政治哲学分会

法や政治に関する思想を追っていく。

ヨーロッパ政治企画

ヨーロッパの政治の特徴・考え方について理解を深める。

国際宇宙法ゼミ

宇宙法の概論と、宇宙ビジネスと国際法の関係を学ぶ。

後期アジア研究会

アジアに関する記事を読み議論する。

役員

20年度

代表幹事 前田悠輔

副代表幹事 佐川弘晃

会計幹事 六川雅英

広報幹事 高田真帆

21年度

代表幹事 本廣秀行

副代表幹事兼交流会幹事 山本紘生

副代表幹事 安原尚紀

会計幹事 大野麗

広報幹事 川北祐梨子

副広報幹事 小林一也

顧問補佐 鳥居雅也

22年度

代表幹事 清水海杜

副代表幹事 𠮷野 天

副代表幹事 夏目 俊之介

副代表幹事 上田 淳央

会計 金澤 伶

広報 鈴木 栄里花

副広報 髙木 大明